プロフィール

●1975年北海道生まれ
●道都大学(現 星槎道都大学)社会福祉学部卒
●山梨勤労者医療協会(共立病院)で23年、医療・福祉にたずさわる
●山梨健康友の会事務局次長、甲府健康友の会事務局次長、山梨県社会保障推進協議会事務局長、朝日小PTA会長を歴任 
●2023年4月山梨県議会議員に初当選

障害児保育に熱心な母の姿を見て

 保育士の母が障害児保育に熱心にとりくむ姿を見て育ったすがのさん。父が通う理髪店の店主が聾者だったことから手話と出会い、それをきっかけに高校時代に地域の手話サークルへ。大学では社会福祉を学ぶ傍ら、手話サークルの部長を務める。卒後、縁あって共立病院に就職。「ひとり一人が自分らしく生きられる社会にしたい」と、社会保障改善運動などに取り組んできました。

人の命を奪う戦争は反対

 小学生の頃、母に連れられて行った「原爆パネル展」。被爆者の写真に衝撃をうけ、核兵器をなくす運動に興味を持ちました。その後、職場の若い仲間たちと平和サークルなどで活動。2015年、安保法制反対運動のなか子育て中の仲間たちと「安保関連法に反対するママの会@山梨」を立ち上げ、活動してきました。

ジェンダー平等への思いを胸に

 すがのさんは「お金の有る無し、障害の有る無し、ジェンダーで、だれもが自分らしく生きられない今の社会をなんとかしたい。政治は、困っている人の声を聞くべき。その声を届けるのが議員の役割だと思います」と語ります。県が多くの県民の反対を無視して「男女共同参画センター」2館を廃止したことに憤るすがのさん。県議会でただ一人の女性議員として子どもの貧困対策やジェンダー平等の推進にとりくんできたこごし智子さんの役割を引き継ぎたいと決意しています。

正義感と寄り添う姿勢

 菅野さんの、社会の不公平を許さず、社会は変わると動き続けている姿が、私たち仲間を元気づけてくれます。私が力不足で悩んでいたときには、一人ひとりができる力を出しあえばいいと、励ましてもらいました。困ったことに、ともに悩み、一緒に行動してくれる頼れる、心強い存在です。(職場の同僚 吉野美佐さん)

山梨県議会議員に初当選

 こごし智子さんからのバトンを受け継ぎ、2023年4月の県議選・甲府市選挙区で初当選。県民の願いを議会に届けるために頑張ります。